今回読んだ書籍
嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見 一郎、古賀 史健 (著) www.amazon.co.jp
ハイライトした箇所
読んでいて重要と思った箇所についてメモ
ページ | 内容 |
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第一章 | |
27 | アドラー心理学では過去の原因ではなくいまの目的を考えます。 〇〇したくないから、××という感情を作り出しているのだと。 原因論で生き続ける限り、一歩も前には進めない。 |
29 | トラウマを明確に否定します。我々は過去の経験ににどのような意味を与えるかによって、自らの生を決定している。 →今の状態満足している・その目的であることを成就している。 |
38 | 人は変われるを前提に考えよ。 変わることの第一歩は知ることにあります。答えとは誰かに教えてもらうものではなく、自らの手で導き出すものです。 |
44 | 大切なのは何が与えられているのかではなく、与えられたものをどう使うかである。 |
45 | 今のあなたが不幸なのは自らの手で不幸であることを選んだから。不幸であることがご自身にとっての善だと判断した。 |
48 | 性格や気質のことをライフスタイルと呼ぶ。 ライフスタイルは再び選び直すことができる。 あなたが変われないでいるのは自らに対して変わらないという決心を下している。 このままのわたしでいることのほうが楽であり、安心なのです。 |
53 | ライフスタイルを変えるには勇気がいる。アドラー心理学が勇気の心理学。幸せになる勇気が足りていない。 |
54 | ライフスタイルを変える具体的な方策、いまのライフスタイルをやめる。 |
56 | シンプルな課題やるべきことを前にしながらやれない理由をひねり出し続けるのは苦しい生き方と思いませんか。 お前の不幸はすべてお前のせいだ」ではなく、これまでの人生になにがあったとしても、今後の人生をどう生きるかについてなんの影響もしない |
第二章 | |
63 | あなたは自己評価が著しく低いわけです。自分のことを好きにならないでおこうと決心している。 |
68 | 他人から、嫌われ対人関係のなかで傷つくことを過剰に恐れているから、最初から関わりを持たないでおこうと、自己評価を下げている。 |
67 | 今の自分を、受け入れてもらい、前に踏み出す勇気を持ってもらうこと。「勇気づけ」をした。 |
71 | 人間の悩みはすべて対人関係の悩みである。 |
74 | 劣等感とは、自らへの価値判断に関わる言葉なのです。(自分には価値がない、この程度の価値しかない等) |
76 | われわれを苦しめている劣等感は客観的な事実ではなく、主観的な解釈である。その劣等感について、どのような意味づけをほどこすか、どのような価値を与えるか。自分の手で選択可能である。 |
79 | 「優越性の追求」向上したいと思うこと。劣等感も使い方を間違えなければ努力や成長の促進剤となる。 |
82 | 「劣等コンプレックス」自らの劣等感をある種の言い訳に使い始めた状態のこと。 「見かけの因果律」あたかも重大な因果関係があるかのように自らを説明し納得させてしまう。 |
86 | できない自分を受け入れられないとき、「優越コンプレックス」あたかも自分が優れているかのように振る舞い偽りの優越感に浸る。 「もしも自慢する人がいるとすれば、それは劣等感を感じているからにすぎない」 |
92 | 健全な劣等感とは、他者との比較の中に生まれるのではなく、理想の自分との比較から生まれるのです。 |
95 | 対人関係の軸に競争があると人は対人関係の悩みから逃げられず不幸から逃れられません。 |
102 | 権力争い:勝つことによって自らの力を証明したい。権力争いに負けたとき、復讐が始まる。復讐は当事者同士による解決はほとんど不可能。権力争いに挑まれたときは争いから降りる。 |
107 | 自分が正しいと思った瞬間に権力争いが始まる。誤りを認めること、謝罪の言葉を述べること、権力争いから降りることは負けではない。 |
109 | 人生のタスク:行動面、心理面&仕事・交友・愛のタスク ひとりの個人が社会的な存在として生きていこうとする時直面せざるを得ない対人関係。 ・行動面:自立すること、社会と調和して暮らせること ・心理面:わたしには能力がある、人々はわたしの仲間である |
116 | 人はこの人と一緒にいると、とても自由に振る舞えると思えた時、 愛を実感することができます |
第三章 | |
136 | 他者の期待を満たすために生きているのではない。他者もまたあなたの期待を満たすために生きているのではない。相手が自分の思い通りに動いてくれなくても、怒ってはいけません。 |
140 | 我々はこれは誰の課題なのかという視点から、自分の課題と他者の課題を分離していく必要がある |
163 | 自由とは他者から嫌われることである。 |
第四章 | |
175 | アドラー心理学では、身体の症状と心(精神)と切り離して考えることはしません。心と身体は一体のもの、これ以上分割できない=個人心理学ということ。 |
178 | 課題を分離することは、対人関係の出発地点です。対人関係のゴールは「共同体感覚」(social interest) |
180 | アドラー自身、自らの語る共同体について「到達できない理想」たと認めているくらいです。 |
181 | 自己への執着を、他者への関心に切り替えていく。 |
183 | 課題の分離ができておらず承認欲求にとらわれている人もまた極めて自己中心的なのです。 |
185 | 所属感を持っていること、これは人間の基本的な欲求です。 私は人生の主人公でありながら、あくまでも共同体の一員であり、全体の一部なのです。 |
188 | この人は私に何を与えてくれるのか?ではなく、私はこの人に何を与えられるのかを考えなければならない。 所属感とは生まれながらに得られるものではなく、自らの手で獲得していくものなのです。 |
193 | われわれが対人関係のなかで困難にぶつかったとき、まず考えるべきはより大きな共同体の声を聴けという原則 |
194 | 関係が壊れることだけを怖れて生きるのは、他者の為に生きる不自由な生き方です |
198 | アドラー心理学ではあらゆる縦の関係を否定し、すべての対人関係を横の関係とすることを提唱しています。→従属的な関係や褒める・叱るを否定している。 |
199 | あらゆる人に対して「同じではないけど対等」という横の関係を築く事ができれば、劣等コンプレックスが生まれる余地はなくなる。 |
201 | 課題であると理解した上でできることを考える。 |
202 | 人が課題を前で踏み倒止まっているのはその人に能力がないからではない。純粋に課題に立ち向かう。勇気がくじかれていることが問題なのだ。 |
203 | 褒めてもらうことに喜びを感じているとすれば、それは縦の関係に従属し「自分には能力がない」と認めているのと同じ。 一番大切なのは、他者を「評価」しない。 理想像としての100点から徐々に減点する。これはまさしく「評価」の発想です。 |
204 | 人は、自分には価値があると思えたときにだけ、勇気を持てる→貢献・共同体にとって有益なのだと思えたとき。 |
206 | 他者からよいと評価されるのではなく、自らの主観によって「わたしは他者に貢献できている」と思えること。 |
第五章 | |
214 | あなたが誰か一人でも縦の関係を築いているとしたら、あなたはあらゆる対人関係を縦で捉えている。 |
223 | まずは「わたし」についてしっかり理解する。続いて一対一の関係、つまり「わたしとあなた」の対人関係を考える。そうして、大きな共同体が見えてくるのでは。 |
226 | 自由に振る舞える自分が居ないのではなく、ただ人前でそれができないということ。 「自己受容」:与えられたものをどう使うか。できない自分でもありのままの自分を受け入れ、できるように前へ進む。 「他者信頼」:信用と信頼は異なる。無条件の信頼とは対人関係をよくするため、横の関係を築くための手段。信頼することを恐れていたら、結局は誰とも深い関係を築くことができない。 「他者貢献」:他者のために自分の人生を犠牲にする必要はない。「わたし」を捨てて誰かに尽くすことではなく、「わたし」の価値を実感するためにこそなされるもの。 |
242 | 行動面の目標 ・自立すること ・社会と調和して暮らせること この行動を支える心理面の目標 ・私には能力がある、という意識 ・人々はわたしの仲間である、という意識 |
252 | 人間にとって最大の不幸は自分を好きになれないことです。 |
254 | 幸福とは貢献感。他者からの承認欲求は自由がない。幸福になるのに他者からの承認は不要。 |
258 | 特別に悪くあろうとする=安直な優越性の追求 |
266 | 人生とは点の連続。人生とは、いまこの瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那。そして、ふと周りを見渡したときに「こんなところまで来ていたか」と気が付く。 「いま、ここ」を真剣に生きること、それ自体がダンス。 |
279 | 「導きの星」=他者に貢献するのだという導きの星 |
所感
アドラー心理学の入門書。ベストセラーになるのが分かるくらい、読み進められてた。とくに、青年には共感する部分が多く、今を生きるためにアドラー心理学を取り入れてみようと思った。(とても、中学生的な読書感想文のようになっている)
アドラー心理学の取り入れ方では、下記のようなまとめ方かなと、思う。
ありのままの自分を受け入れる(自己受容)するからこそ、裏切りを恐れることなく他者信頼でき、自分の信頼している仲間に対して他者貢献ができる。他者貢献することで、誰かの役に立っていると実感しありのままの自分を受け入れることができる。良いサイクルを回すことである。
人生の目標に登頂するような目標は不要で他者貢献するという導きの星を設定する。世界とは、わたしによってしか変わりえない。ということである。
読んでいる中で、他者貢献では、ありがとうと感謝を述べることと褒めることは異なる。とあった。
自分の思惑通りに人が動いて言う「ありがとう」は貢献できているのだろうか?と思ったがこれは相手をコントロール/操作しているので、褒める行為に近い。と理解できた。
いくつか、他の人の感想を読んだ中で考えてみる。
「嫌われない」ように悩んで動けなくなっている人が多い世の中で、「嫌われる勇気」とは、他人の期待を満たすように生きているではない、自己の期待を満たすために生きている(承認欲求)ではない。と言い切り、そこからライフスタイルを変化するための勇気であるのだろう。
また何か思いついたら追記しようと思います。今日はこの辺で。
用例名 Boston's bossさん から来ました。
DeepL翻訳という優秀な翻訳機があるのですが、たまに存在しない(と思われる)言葉だけど、なんとなく言いたいことは分かるものを返してくるのが面白いです。
これはその例の一つですということで、『different day same existance』だから、日が違っても 同じ存在 みたいなことですよね。
に対して『別日同腹』っていう四字熟語を返してくる。